
パソコンの動作が少し重いな、と感じることってありますよね。
複数のアプリを開いたり、ブラウザのタブをたくさん開いたりすると、どうしても動きがカクカクしてしまうことがあるかもしれません。
もしかしたら、メモリを増設したらもっと快適になるかも、と考えたことがあるのではないでしょうか。
でも、いざ新しいメモリを買おうと思っても、「自分のパソコンに入っているメモリって、どんな速度で動いているんだろう?」と疑問に思うこと、ありますよね。
ネットで調べてみても、「DDR4-3200」とか「2666MHz」など、専門用語がたくさん出てきて難しく感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
私自身も、初めてパソコンの中身を調べようとしたときは、なんだか暗号みたいで戸惑ってしまった経験があります。
でも、どうか安心してくださいね。
今のパソコンのメモリ速度や規格を知ることは、実はそんなに難しいことではないんですよ。
この記事では、特別な知識がなくてもすぐにできる簡単な確認方法から、少しステップアップした詳細なツールの使い方まで、あなたと一緒に順番に見ていきたいと思います。
これを読み終える頃には、きっとあなたも自信を持ってご自身のパソコンのメモリ状態を把握できるようになっているはずですよ。
Windows標準のタスクマネージャーを使うのが一番簡単です

メモリの速度を確認したいと思ったとき、色々な方法があるのですが、一番おすすめしたいのはWindowsに最初から入っている「タスクマネージャー」を使う方法なんです。
何か新しいソフトをダウンロードしたり、難しい設定をしたりする必要は一切ありません。
普段パソコンを使っているそのままの状態で、たった数回のクリックだけで知りたい情報が見えてしまうんですね。
特に最近のWindows 10やWindows 11をお使いの方であれば、このタスクマネージャーの画面がとっても見やすく進化しているんですよ。
メモリの容量だけでなく、私たちが今一番知りたい「速度(MHz)」や、メモリが何枚挿さっているかという「スロットの使用状況」まで、ひと目でわかるようになっています。
だからこそ、まずはこの方法から試していただくのが一番安心なんじゃないかな、と思います。
もしあなたが、「パソコンの専門的なことはあまり得意じゃないかも…」と感じていたとしても大丈夫です。
画面の指示通りに進めるだけで、専門家と同じように正確なメモリの速度を確認できるんですよ。
きっと、「えっ、こんなに簡単に分かっちゃうの?」と驚かれるかもしれませんね。
なぜタスクマネージャーから始めるのがおすすめなのでしょうか?

結論としてタスクマネージャーをおすすめしたのには、いくつかの優しい理由があるんです。
ここでは、なぜその方法が良いのか、そして他の方法とはどう違うのかについて、少しだけ詳しくお話しさせてくださいね。
標準機能だから事前の準備がいらないんです
パソコンの設定を確認するとき、専用のツールをインターネットから探して、ダウンロードして、インストールして…という手順を踏むのは、少しハードルが高く感じてしまいますよね。
悪質なソフトを間違えて入れてしまわないか、不安になることもあるかもしれません。
でも、タスクマネージャーはWindowsの純正機能なので、安全性が高いという大きなメリットがあるんです。
いつでも好きなときにサッと開いて、サッと閉じることができる。
この身軽さが、パソコン初心者の方にも広くおすすめされている理由のひとつなんですね。
私たちの大切なパソコンをいじるわけですから、まずは一番安全で安心な扉から開けていきたいですよね。
増設に必要な情報が一画面にまとまっています
もしあなたがメモリの増設や交換を考えているなら、速度以外にも知っておきたい情報がいくつかあるんです。
たとえば、「今、メモリは何枚挿さっていて、あと何枚追加できるのか?」といったスロットの空き状況ですね。
実は、タスクマネージャーを開くと、速度だけでなくこうした情報も一緒に表示してくれるんですよ。
- 現在動作しているメモリの速度(例:3200MHzなど)
- DDRの世代(DDR4やDDR5など)※Windows 11の場合見やすいことが多いです
- マザーボード上のスロットをいくつ使っているか(例:2/4など)
- フォームファクター(デスクトップ用かノートPC用か)
これだけの情報がひとつの画面にまとまっているので、わざわざパソコンのフタを開けて中を覗き込まなくても、大体の状況が把握できてしまうんです。
これって、とっても便利だと思いませんか?
他のツールや黒い画面(コマンド)はどんな時に使うの?
「じゃあ、他の方法は必要ないの?」と思われるかもしれませんが、それぞれに得意なことがあるんですね。
たとえば、パソコンの管理者さんや、自作パソコンが趣味の方たちは、もっと深い情報を求めていることがあります。
黒い画面に文字を打ち込む「コマンドプロンプト」や「PowerShell」は、複数枚のメモリがそれぞれ違うメーカーだった場合に、一枚ずつの細かい情報を一覧で出してくれるのが得意なんです。
また、「CPU-Z」という専用ツールを使えば、メモリの「タイミング(遅延)」という、さらにマニアックな数値まで見ることができます。
そして、ゲーミングパソコンなどをお使いの場合は、「BIOS(バイオス)」というパソコンの根本の設定画面を開くことも大切になってきます。
高い性能を持ったメモリを買ったのに、設定がオフになっていて本来の速度が出ていない…なんていうもったいない状況を防ぐためなんですね。
それぞれの方法にはきちんと意味があるので、あなたの目的に合わせて使い分けていくのが一番いいのかもしれませんね。
あなたのパソコンに合わせて選べる!5つの確認手順

それでは、いよいよ具体的な確認方法を一緒に見ていきましょう。
最も簡単な方法から順番にご紹介していくので、ご自身に合いそうだなと思うものを選んで試してみてくださいね。
もちろん、最初は一番目のタスクマネージャーからチャレンジするのがおすすめですよ。
1. 最も簡単!タスクマネージャーでの確認手順
まずは、一番親しみやすいタスクマネージャーを使った方法からです。
Windows 10でもWindows 11でも、ほとんど同じような操作で確認できるので安心してくださいね。
ステップ1:タスクマネージャーを開きましょう
タスクマネージャーを開くには、いくつか簡単な方法があるんです。
あなたが一番やりやすい方法を選んでみてくださいね。
- キーボードを使う方法:キーボードの「Ctrl」と「Shift」と「Esc」の3つのキーを同時にポンッと押します。これが一番早くてスマートかもしれませんね。
- マウスを使う方法(Windows 10):画面の下にある黒い帯(タスクバー)の何もないところを右クリックして、「タスクマネージャー」を選びます。
- マウスを使う方法(Windows 11):画面下の真ん中あたりにあるスタートボタン(Windowsのマーク)を右クリックして、「タスクマネージャー」を選びます。
どうですか?無事に開くことはできましたか?
ステップ2:詳細な表示に切り替えます
もし、開いた画面がとても小さくて、文字が少ししか表示されていない場合は、画面の左下にある「詳細」という文字をクリックしてみてくださいね。
そうすると、色々なタブが並んだ大きな画面に切り替わるはずです。
ステップ3:「パフォーマンス」から「メモリ」を選びます
大きな画面になったら、上の方にある「パフォーマンス」というタブ(Windows 11の場合は左側の折れ線グラフのようなアイコン)をクリックします。
そして、左側のリストから「メモリ」という項目を選んでみてください。
すると、右側にグラフとたくさんの数字が表示されますよね。
ココを見ればOK!速度やスロット数の確認
画面の右下の方に注目してみてください。
そこに「速度」と書かれた項目があるはずです。
たとえば「3200 MHz」や「2666 MHz」といった数字が書かれていますよね。
これが、今あなたのパソコンでメモリが実際に動いている速度なんですよ。
そのすぐ近くには「使用スロット」という項目もあって、「2/4」のように書かれているかもしれません。
これは、「全部で4つ挿せる場所があって、今は2つ使っていますよ」という意味なんですね。
つまり、あと2枚追加できる余裕があるということが、この画面だけで分かってしまうんです。
とっても分かりやすくて便利ですよね。
2. コマンドプロンプトで数値だけをスッキリ確認する方法
タスクマネージャーの次は、少しだけパソコン上級者になった気分を味わえる「コマンドプロンプト」を使った方法をご紹介します。
黒い画面が出てくると少しドキッとしてしまうかもしれませんが、魔法の言葉をコピーして貼り付けるだけなので、実はとっても簡単なんですよ。
コマンドプロンプトの立ち上げ方
キーボードの「Windowsキー(旗のマーク)」を押しながら「R」キーを押してみてください。
すると、画面の左下に「ファイル名を指定して実行」という小さな窓が出てきます。
そこにある入力欄に半角で「cmd」と入力して、OKボタンを押しましょう。
黒い背景に白い文字の画面が出てきたら大成功です。
魔法の言葉を入力してみましょう
黒い画面が出たら、以下の文字を入力(またはコピー&ペースト)して、キーボードの「Enter」キーを押してみてくださいね。
wmic memorychip get speed
すると、ポンッと「Speed」という文字の下に「3200」や「2666」といった数字が並んで表示されるはずです。
もしメモリが2枚挿さっていれば、数字が2つ縦に並んで表示されるんですよ。
それぞれのメモリがどのくらいの速度で動いているのかが、とってもシンプルに確認できる方法なんですね。
もし、「メーカーの名前や容量も一緒に知りたいな」と思ったときは、こちらの言葉を入れてみてください。
wmic memorychip get capacity, speed, manufacturer
数字の羅列が出てくるかもしれませんが、少しだけパソコンとお話ししているような感覚になって、楽しいかもしれませんね。
3. PowerShellでさらに詳しい情報を引き出す方法
コマンドプロンプトと似ていますが、「Windows PowerShell」という青い画面のツールを使うと、もっと詳細な情報を取り出すことができるんです。
お仕事でパソコンを管理している方などがよく使う、少し本格的な方法ですね。
PowerShellって何でしょうか?
PowerShellは、コマンドプロンプトよりも新しくて、さらに強力な機能を持ったツールだと考えていただければ大丈夫です。
画面下の検索窓(虫眼鏡のマーク)をクリックして、「PowerShell」と入力してみてください。
青いアイコンの「Windows PowerShell」が見つかると思うので、それをクリックして開きます。
メーカーや型番まで見えてきます
青い画面が開いたら、少し長いですが以下のコマンドを入力してEnterキーを押してみましょう。
手で打つのは大変なので、ぜひコピー&ペーストを使ってくださいね。
Get-CimInstance Win32_PhysicalMemory
これを実行すると、英語の項目がたくさんズラッと出てきます。
その中から以下の項目を探してみてください。
- Speed:動作している速度(MHz)です。
- Capacity:メモリの容量です(桁がとても多いですが、バイト単位で表示されています)。
- Manufacturer:メモリを作ったメーカーの名前です。
- PartNumber:メモリの型番です。
もし同じメーカーのメモリを買い足したいときなどは、この「Manufacturer」や「PartNumber」がとっても役に立つんですよ。
お店で探すときの大切な手がかりになるんですね。
4. CPU-Zを使って詳細なタイミングまで確認する方法
ここからは、専用のツールを使った方法をご紹介しますね。
「CPU-Z」というソフトは、パソコンの健康診断をしてくれるような、世界中でとても有名な無料ツールなんです。
「もう少し詳しく自分のパソコンの中身を知りたい!」という好奇心旺盛な方には、とってもおすすめなんですよ。
CPU-Zの導入方法
まずはインターネットの検索で「CPU-Z」と調べて、公式サイトにアクセスします。
英語のサイトなので最初は少し驚くかもしれませんが、紫色の「SETUP・ENGLISH」というボタンを探してダウンロードすれば大丈夫です。
ダウンロードしたファイルを開いて、画面の指示に従って「Next」を押していけば、すぐにインストールが終わりますよ。
Memoryタブで何が分かるの?
CPU-Zを起動すると、小さな四角い画面にたくさんの英語と数字が表示されます。
上のほうにある「Memory」というタブをクリックしてみてくださいね。
ここで注目していただきたいのが、以下の2つのポイントです。
- Channel #:ここが「Dual(デュアル)」になっていれば、2枚のメモリが協力して効率よく働いている証拠です。「Single(シングル)」の場合は1枚だけで頑張っている状態ですね。
- DRAM Frequency:これが実際の動作クロック(速度)を表しています。
実クロックと公称速度のちょっとした違い
ここでひとつ、少しだけ面白い専門知識をお話しさせてくださいね。
CPU-Zの「DRAM Frequency」を見ると、「あれ?買ったメモリは3200MHzなのに、1600MHzって表示されてる!」と焦ってしまう方がよくいらっしゃるんです。
実はこれ、正常な状態なんですよ。
現在の主流である「DDR」という規格のメモリは、「Double Data Rate(ダブル・データ・レート)」の略で、1回の波で2回分の仕事をする仕組みになっています。
つまり、表示されている数字(実クロック)を「2倍」にしたものが、カタログなどに載っている速度になるんです。
だから、1600MHzと表示されていれば、2倍して3200MHzで正しく動いているということなんですね。
このカラクリを知っていると、ちょっとパソコンに詳しくなった気がして嬉しくなりますよね。
5. BIOS/UEFIで本来のパワーが出ているか確認する方法
最後は、少しだけ上級者向けの方法になります。
自作パソコンを組んだり、ゲーミングパソコンを買ったりした方は、ぜひ一度は確認しておいていただきたいのが「BIOS(バイオス)/UEFI」という画面なんです。
BIOS画面への入り方
BIOSというのは、Windowsが立ち上がる前にパソコンの根幹を管理しているシステムのことです。
ここに入るには、パソコンの電源を入れた直後、メーカーのロゴ(ASUSやMSI、DELLなど)が出ている間に、キーボードの「F2」キーや「Delete」キーをトントントンッと何度か押す必要があるんです。
少しタイミングが難しいかもしれませんが、失敗したらもう一度再起動してチャレンジすれば大丈夫ですよ。
XMPやEXPOって聞いたことありますか?
無事にBIOS画面に入れたら、メモリ(DRAM)の項目を探してみてください。
ゲーム用などの高性能なメモリを買った場合、そのままパソコンに取り付けただけでは、安全第一のゆっくりとした基本速度(例えば2133MHzや2666MHzなど)で動いてしまうことがあるんです。
買ったメモリ本来の速さ(例えば3600MHzなど)を引き出すためには、BIOS画面で「XMP」や「EXPO(DOCP)」といったプロファイルを「ON」にする必要があるんですね。
これを選んで保存してあげるだけで、メモリが本来の力強い速度で走り出してくれるんです。
「高いメモリを買ったのに、なぜか速度が出ていないな」と感じたときは、ぜひこのBIOS画面をチェックしてみてくださいね。
もし間違えたところを触ってしまっても、「保存せずに終了(Discard Changes and Exit)」を選べば元のままなので、怖がらなくても大丈夫ですよ。
番外編:直接メモリのラベルを見て確認する方法
いろいろな画面上での確認方法をお伝えしてきましたが、どうしても画面だけでは分からない細かな型番などを知りたいときは、物理的に確認するのが一番確実だったりします。
パソコンの電源を完全に切り、コンセントも抜いた安全な状態で、パソコンのケースを開けてみます。
マザーボードに挿さっている細長い板がメモリなのですが、そこには必ず小さなシール(ラベル)が貼ってあるんですね。
そこには「DDR4-3200」や「PC4-25600」といった規格、そして8GBや16GBといった容量が直接印字されています。
「画面の数字はどうも信じられないな」という時や、「全く同じものをもう1枚買いたい!」という時には、このシールをスマートフォンで写真に撮ってお店に持っていくのが、一番間違いのない確実な方法かもしれませんね。
今のメモリの状態を把握して、もっと快適なパソコン環境を作りましょう

ここまで、パソコンのメモリ速度を確認するための様々な方法を一緒に見てきました。
少し専門的な言葉も出てきましたが、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
最後に、今日ご紹介した大切なポイントを短く振り返ってみましょう。
- 一番手軽で簡単なのは、Windows標準のタスクマネージャーを使う方法です。「パフォーマンス」タブからひと目で速度や空きスロットが分かります。
- 少し細かい情報を見たい時は、コマンドプロンプトやPowerShellといったツールを使うと、メーカーや型番まで調べることができます。
- さらにマニアックな動作状況を知りたいなら、無料ツールのCPU-Zを入れるのがおすすめです。
- ゲーミングPCなどを使っている場合は、BIOS画面を開いてXMP設定がONになっているか確認すると、本来の速度を引き出せるかもしれません。
いろいろなアプローチがありましたが、どれも目的は「今の自分のパソコンをもっとよく知る」ということなんですよね。
速度が分かれば、次にどんなメモリを買えばいいのかが明確になりますし、増設の失敗も防ぐことができます。
同じ速度のメモリを2枚揃えて「デュアルチャネル」という協力体制を作ってあげれば、パソコンはもっとスムーズに、もっと機嫌よく動いてくれるようになるはずですよ。
さっそく、あなたのパソコンのメモリ速度を確認してみませんか?

「パソコンの内部を調べるなんて難しそう…」と最初は思っていた方も、ここまで読んでくださったあなたなら、きっともう大丈夫です。
まずは今すぐ、キーボードの「Ctrl」「Shift」「Esc」を同時に押して、タスクマネージャーを開いてみてください。
画面の右側に表示される「速度」の数字を見つけたとき、「あ、私のパソコンはこういう速さで頑張ってくれていたんだな」と、少しだけパソコンに愛着が湧いてくるかもしれませんね。
もし増設を考えているなら、その数字をメモして、家電量販店やネットショップを覗いてみるのもワクワクして楽しいですよ。
あなたのパソコンライフが、メモリの確認と増設をきっかけに、もっとサクサクと快適なものになることを心から応援しています。
ぜひ、できるところからチャレンジしてみてくださいね。