外付けSSD

外付けSSDの通信速度の目安は?遅い原因など3つのポイントを解説!

外付けSSDの通信速度の目安は?遅い原因など3つのポイントを解説!

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外付けSSDに大切なデータを保存しようとしたとき、「なんだか思ったよりも転送に時間がかかるな…」と感じたことはありませんか?
スマートフォンで撮ったたくさんの写真や、高画質な動画のバックアップなど、データが大きくなればなるほど待ち時間も長くなってしまいますよね。
せっかく作業を進めたいのに、画面のプログレスバーをじっと見つめながら待つ時間は、少しもったいない気がしてしまうかもしれません。

「もっとサクサク動く、速い外付けSSDがあるなら知りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
あるいは、新しく買い替えようと思って家電量販店やネットショップを見てみたものの、専門用語や数字ばかりでどれを選べばいいのか迷ってしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
私たちも、複雑なパソコンの規格を目にすると思わずため息をついてしまうことがあるので、そのお気持ちはとてもよくわかります。

この記事では、そんなあなたの疑問やモヤモヤを優しく紐解きながら、外付けSSDの本来の性能を引き出すためのコツをわかりやすく解説していきます。
難しい言葉はできるだけ使わず、日常のシーンに例えながらお話ししていきますので、どうか安心してくださいね。
最後までお読みいただければ、もう選び方に迷うことなく、あなたのパソコン環境にぴったりの快適なアイテムを見つけられるはずですよ。

外付けSSDの通信速度は「接続する規格」によって大きく変わります

外付けSSDの通信速度は「接続する規格」によって大きく変わります

まず最初にお伝えしたいのは、外付けSSDのデータの読み書きの速さは、製品そのものの性能だけでなく「どのような規格でパソコンと繋がっているか」で上限が決まってくるということです。
一般的に売られているモデルを見てみると、だいたい500〜1,000MB/s(メガバイト毎秒)くらいの速度が出るものが主流とされています。
これだけでも、昔のハードディスク(HDD)と比べると十分に速くて快適だと感じる方が多いかもしれませんね。

でも、もっと速さを求める動画クリエイターさんやゲーマーさんのために、さらに上のランクの製品も存在しているんです。
最近の高速モデルと呼ばれる製品では、およそ2,000MB/s前後ものスピードが出ると言われています。
さらに最新の「USB4」という規格に対応した最上位のモデルになると、なんと3,500MB/s以上というとてつもない速さに到達することもあるそうですよ。

これだけ数字に開きがあると、「じゃあ一番速いものを買えばいいのかな?」と思ってしまうかもしれませんね。
ですが、いくら外付けSSD本体が速い能力を持っていても、繋ぐ先のパソコンやケーブルがその速さに対応していなければ、残念ながら本来のパワーを発揮することができません。
つまり、ご自身の持っているパソコンの性能と、外付けSSDの性能の「バランス」を合わせることが、快適な通信速度を手に入れるための最大のカギになるんですね。

速度に差が出るのはなぜ?知っておきたい3つの理由

速度に差が出るのはなぜ?知っておきたい3つの理由

「同じような見た目の外付けSSDなのに、どうしてこんなに速度に違いがあるの?」と気になりますよね。
実は、そこにはいくつかの理由が隠されているんです。
ここでは、通信速度を左右してしまう主な3つの理由について、順番に優しく解説していきますね。

1. USBの世代や帯域幅が速度の“天井”を決めているから

一番大きな理由は、外付けSSDとパソコンを繋ぐ「USBの規格」に違いがあるからです。
USBの規格って、「USB 3.2 Gen1」や「Gen2」など、名前が似ていて本当にややこしいですよね。
もしかしたら、あなたも商品パッケージを見て「どれも同じに見える…」と頭を抱えてしまった経験があるかもしれません。

実は、この規格によってデータの通り道の広さ(帯域幅)が決まっており、これがそのまま通信速度の「天井」になるんです。
目安として、それぞれの規格がどれくらいの理論上の上限を持っているのかを整理してみましょう。

  • USB 3.2 Gen1(5Gbps):理論上は最大で約600MB/sまで出るとされています。
  • USB 3.2 Gen2(10Gbps):理論上は約1,250MB/sで、実際の測定では1,000MB/s前後になることが多いと言われています。
  • USB 3.2 Gen2x2(20Gbps):理論上は約2,500MB/sで、実際の測定では1,800〜2,000MB/s前後になるそうです。
  • USB4 / Thunderbolt(40Gbps):最新の規格で、実測で3,500MB/s前後の超高速転送が可能とされています。

このように、通り道が広ければ広いほど、一度にたくさんのデータを運ぶことができるんですね。
カタログに「最大1,000MB/s」と書かれているのは、主にこのUSB 3.2 Gen2(10Gbps)という規格に対応しているモデルであることがほとんどです。
まずは、ご自身が検討している製品がどのUSB規格に対応しているのかをチェックすることが、第一歩になりますよ。

2. パソコン側のポートも同じ規格に対応していないといけないから

次に気をつけたいのが、パソコン側の差し込み口(ポート)の規格です。
これも本当によくあるお悩みなんですが、「せっかく一番速い外付けSSDを買ったのに、前の製品と速度が変わらない…」という悲しいケースがあるんです。
これって、想像しただけでもがっかりしてしまいますよね。

どうしてこんなことが起きるかというと、パソコン側のポートが古い規格のままだと、そちらの遅い速度に合わせて通信が行われてしまうからなんです。
たとえば、2,000MB/sの速度が出る「USB 3.2 Gen2x2」対応の高級な外付けSSDを買ったとします。
でも、繋ぐパソコンのポートが「USB 3.2 Gen2(最大1,000MB/sまで)」にしか対応していなかったら、残念ながら実際の通信速度は最大でも1,000MB/s程度までしか出ないんですね。

これは、広い高速道路を走れるスポーツカーに乗っていても、目の前の道が一車線の一般道だったら、ゆっくり走るしかないのと同じことなんです。
ですから、新しい外付けSSDをお迎えする前に、ぜひご自身のパソコンの取扱説明書やメーカーのホームページを見て、どのUSB規格に対応しているポートが付いているのかを確認してみてくださいね。

3. SSDの容量や内部の仕組みも影響しているから

3つ目の理由は、少し専門的になりますが、外付けSSDの「中身の構造」や「保存できる容量の大きさ」によるものです。
実は、外付けSSDの中には、パソコンの内蔵部品としても使われるSSDがそのまま入っていて、それをUSBで繋げるように変換する小さな部品(コントローラ)が組み込まれています。
そのため、中に入っているSSD自体の性能が、外付けとしての通信速度にも大きく関わってくるんです。

また、不思議に思われるかもしれませんが、一般的に「容量の小さいモデルよりも、容量の大きいモデルの方が書き込み速度が速い」という傾向があると言われています。
たとえば、同じシリーズの製品でも、500GBのモデルより2TBのモデルの方が、連続してデータを書き込むときの速度が安定して速い場合があるという解説もあるんですよ。
たくさんのデータを保存する予定がある方は、少し余裕を持った大きめの容量を選ぶと、速度の面でも恩恵を受けられるかもしれませんね。

カタログ通りにいかない?通信速度にまつわる3つの具体例

カタログ通りにいかない?通信速度にまつわる3つの具体例

ここまで、規格や条件によって速度が変わる仕組みをお話ししてきました。
でも、実際に使ってみると「箱に書いてある通りのスピードが常に出るわけではない」という現実もあるんです。
「えっ、それってどういうこと?」と不安にさせてしまったらすみません。
でも、あらかじめこのことを知っておくだけで、いざというときに慌てずに済みますので、よくある3つの具体例を一緒に見ていきましょう。

具体例1:最新の高速モデルでも実測値にはギャップがあるケース

商品のパッケージには、「最大転送速度2,000MB/s!」などと魅力的な数字が大きく書かれていますよね。
これは「シーケンシャルリード/ライト」と呼ばれる、大きな連続したデータ(例えば長時間の動画ファイルなど)を読み書きしたときの、理想的な条件下での最高速度を表していることがほとんどです。
ですが、実際にお家で使う環境では、そこまでの数字が出ないことも珍しくありません。

例えば、Samsung T9というUSB 3.2 Gen2x2対応のポータブルSSDの例を見てみましょう。
この製品は公称値で最大2,000MB/sとされていますが、ある4TBモデルの実測テストでは、約1,900MB/s前後だったという結果が報告されています。
また、45GBという非常に大きなデータを一気に書き込むテストでは、最初は700MB/s弱を保っていたものの、途中で速度が低下して500MB/s前後を維持し続ける挙動が確認されたそうです。

一方で、USB 3.2 Gen2対応のモデル(公称「最大1,000MB/s」)では、実測でも読み込み約1,048MB/s、書き込み約1,027MB/sと、理論値にかなり近い数字が出る製品も多いとされています。
このように、超高速なモデルになるほど、パソコンの環境やデータの種類によって「公称値の7〜8割出ればとても優秀」という現実的な目線を持っておくことが大切なんですね。

また、海外のフォーラムなどでも「USB 3.2 Gen2x2は公称速度に届きづらい」というユーザーの声が共有されているようです。
そういった背景から、より安定して高速度を出しやすいThunderbolt 4やThunderbolt 5といった規格を選ぶ方が良いのではないか、という見方もあるそうですよ。
カタログの数字はあくまで「理想の最高速度」として、おおらかな気持ちで捉えておくのがいいかもしれませんね。

具体例2:連続使用による温度上昇で速度が落ちてしまうケース

大量のデータを何十分もかけてコピーしていると、外付けSSDの本体が「カイロかな?」と思うくらい熱くなっていることに気づいたことはありませんか?
実は、精密機器であるSSDは熱にとても弱いんです。
一生懸命データを運んで内部の温度が上がりすぎると、自分自身が壊れてしまうのを防ぐために、わざとスピードを落として熱を下げる仕組みが働きます。
これを専門用語で「サーマルスロットリング」と呼んだりします。

ある指摘によると、ベンチマーク(性能テスト)中に内部の温度が70℃を超えると速度が低下してしまうとされています。
つまり、最初はものすごいスピードで通信できていても、熱がこもると途中でガクンと遅くなってしまうことがあるんですね。
特に、たくさんの写真や動画を一度にバックアップしようとしたときに、「残り時間が急に増えた!」という経験をしたことがある方は、もしかしたらこの現象が起きていたのかもしれません。

最近の最新モデルでは、この熱対策がとても重要視されています。
たとえば、ロジテックなどから発売されているUSB4(40Gbps)対応の超高速な外付けSSDには、なんと温度を検知して回る小さな冷却ファンが搭載されている製品もあるそうです。
これなら、温度を一定に保ってくれるので、ずっと高速なままデータ転送を続けられそうですよね。
もし長時間たくさん使う予定があるなら、こうした「冷えやすさ」や「冷却機能」にも注目して選んでみると安心ですよ。

具体例3:付属ではないケーブルを使ってしまって遅くなるケース

意外と盲点なのが、外付けSSDとパソコンを繋ぐ「ケーブル」です。
「机の引き出しに余っていた、スマホの充電用のケーブルで繋いでみよう」と思ったことはありませんか?
形が同じUSB Type-Cだからといって、実は中身の性能が全く違うことがあるんです。

スマートフォンの充電などを主目的とした安価なケーブルは、データを運ぶための帯域幅が狭い古い規格(USB 2.0など)しか対応していないことがよくあります。
もしそんなケーブルで最新の高速な外付けSSDを繋いでしまうと、通信速度はガクンと落ちてしまいます。
「せっかく高いSSDを買ったのに、全然速くない…不良品かな?」と誤解してしまうケースも少なくないそうです。
こんな悲しいすれ違いは、できれば避けたいですよね。

外付けSSDが本来持っている本領を発揮するためには、必ず「その速度に対応したデータ転送用のケーブル」を使う必要があります。
一番確実なのは、製品を買ったときに箱に一緒に入っていた純正の付属ケーブルを使うことです。
もし紛失してしまったり、長めのケーブルを新しく買いたいと思ったりしたときは、パッケージに「10Gbps対応」や「20Gbps対応」など、SSDの規格に合った数字が書かれているかをしっかり確認してくださいね。

後悔しないために!自分に合ったモデルを選ぶための総復習

後悔しないために!自分に合ったモデルを選ぶための総復習

ここまで、外付けSSDの通信速度にまつわる様々なお話をしてきました。
少し情報がたくさんあって、頭がいっぱいになってしまったかもしれませんね。
ここで、あなたがご自身にぴったりの外付けSSDを選ぶためのポイントを、優しく整理しておきましょう。

  • まずはパソコンのポートを確認する:
    ご自身のパソコンがどのUSB規格(Gen2なのか、Gen2x2なのかなど)に対応しているかをチェックしましょう。これが速度の上限になります。
  • 用途に合わせて速度の目安を決める:
    日常の写真や書類の保存なら、1,000MB/s前後の標準的なモデルで十分快適です。
    重たい4K動画の編集などをするなら、2,000MB/s以上の高速モデルやUSB4対応モデルを検討してみましょう。
  • 容量は少し大きめを選ぶ:
    予算に余裕があれば、ギリギリの容量よりも一段階上の容量(1TBより2TBなど)を選ぶと、書き込み速度も安定しやすく長く使えますよ。
  • ケーブルは専用のものを使う:
    必ず付属のケーブルを使うか、買い替えるときは速度規格に対応したものを選んで、ボトルネック(足引っ張り)を防ぎましょう。

同じメーカーの製品でも、SanDiskのポータブルSSDを例に挙げると、通常モデルで最大520MB/s、Extremeモデルで最大1,050MB/s、Extreme Proモデルで最大2,000MB/sと、グレードによって速度が大きく違うとされています。
お値段だけでパッと決めてしまうのではなく、パッケージに書かれている「最大転送速度の数字」をしっかり見比べることが、後悔しないための一番の近道なんですね。

快適なデータ管理で、もっと自由な時間を楽しみましょう

快適なデータ管理で、もっと自由な時間を楽しみましょう

パソコン周りの規格や数字のお話は、どうしても難しく感じてしまうことが多いですよね。
でも、こうして仕組みを少しだけ知っておくことで、「どうして遅いんだろう?」というモヤモヤから解放されて、とてもスッキリした気持ちになれたのではないでしょうか。
外付けSSDの通信速度は、あなたの作業時間を大きく左右する大切なパートナー選びでもあります。

もし、今までデータの移動に何十分も待たされていたとしたら、適切な外付けSSDを選ぶことで、その時間がほんの数分に短縮されるかもしれません。
浮いた時間で、お気に入りのコーヒーを淹れて一息ついたり、大切なご家族との会話を楽しんだり、新しい趣味の動画を見たり…そんな素敵な使い方ができたら最高ですよね。
ぜひ今回の記事を参考にして、ご自身の環境と用途にぴったりの、頼れる外付けSSDを見つけてみてください。
あなたがこれから、もっと快適でストレスのないパソコンライフを送れることを、心から応援しています!