
パソコンを使っていて、「自分のパソコンにはどんなグラフィックボードが積まれているんだろう?」と疑問に思うことはありませんか。
特に、新しく高画質なゲームを始めたいときや、話題のAIツール、動画編集ソフトを使おうとしたときには、ご自身の環境でスムーズに動くかどうかが気になりますよね。
「設定画面のどこを探せばいいのかわからない…」「もっとサクッと調べられる方法はないのかな?」と感じている方も多いかもしれませんね。
実は、黒い画面に短い文字を打ち込むだけで、あっという間に詳細な情報がわかる方法があるんですね。
この記事を読めば、お使いのパソコンにぴったりの方法がきっと見つかり、ご自身の環境をしっかり把握できるようになりますよ。
もう「システム要件」のチェックで迷うことはなくなりますので、私たちと一緒に解決していきましょう。
お使いのOSや目的に合わせて最適な手段を選ぶのが解決の近道です

お使いの環境のグラフィックボード(GPU)を調べるには、Windows、Linux、macOSといったパソコンのシステムごとに、専用の調べ方が用意されているんですね。
ご自身のパソコンがどのシステムを使っているかによって、入力するべき文字列は少しずつ変わってきます。
Windowsなら「wmic」や「dxdiag」、Linuxなら「lspci」や「nvidia-smi」といったものが定番とされていますよ。
マウスを使って設定画面を開いていくことももちろんできるのですが、キーボードから直接指示を出す方法を知っておくと、とっても便利なんですね。
なぜかというと、たった一行の短い文章をコピー&ペーストするだけで、正確な型番や今の温度、メモリの使用量まで一瞬で教えてくれるからです。
リモートで別のパソコンを操作している方や、プログラミングを学んでいる方にとっても、画面を開かずに状況がわかるので非常に役立つんですね。
「でも、黒い画面に英語を打ち込むのって難しそう…」と感じてしまうかもしれませんね。
最初は私たちもそう思っていましたが、実は決まった言葉を入れるだけなので、慣れてしまえばとても簡単なんですよ。
この記事では、コピーしてそのまま使えるようにまとめていますので、ご安心くださいね。
なぜOSや用途によって使うツールを変える必要があるのでしょうか

パソコンの心臓部であるシステムごとに情報の管理方法が違うからです
パソコンを動かしているシステム(OS)は、それぞれ独自のルールで中の部品を管理しているんですね。
WindowsにはWindowsの、LinuxにはLinuxの「部品の管理台帳」のようなものがあると考えていただくとわかりやすいかもしれません。
そのため、「グラフィックボードの名前を教えて」とお願いするときの言葉(コマンド)も、それぞれのOSの言葉に合わせて変えてあげる必要があるんです。
たとえばWindowsであれば、「WMI」と呼ばれる仕組みを使って部品の情報を引っ張ってくるのが一般的とされています。
一方で、LinuxやUbuntuといったシステムでは、「PCI」と呼ばれる部品の接続口を調べる仕組みを使って、どんなものが繋がっているかを確認するんですね。
それぞれのシステムが一番得意な方法で教えてくれるからこそ、正確な情報が素早く手に入るというわけなんですね。
NVIDIAやAMDなどメーカーごとに専用の監視ツールが用意されているからです
グラフィックボードを作っているメーカーによっても、最適な確認方法は違ってくるんですね。
特に有名なのはNVIDIA(エヌビディア)やAMD(エーエムディー)、Intel(インテル)といったメーカーさんです。
それぞれのメーカーは、「自社の製品が一番よくわかる専用の道具」をユーザーさんに提供してくれています。
たとえば、NVIDIA製のグラフィックボードを使っている環境では、「nvidia-smi」という専用の道具を使うのが今の定番とされています。
2020年頃から、AIの学習などでグラフィックボードを使う人が増えたことで、このツールの使い方の解説がすっかり定番化しているんですね。
最近の2024年から2025年にかけては、UbuntuやWindows向けに、このツールを使ったハウツー記事がさらにたくさん公開されていると言われています。
また、以前はNVIDIA中心の情報が多かったのですが、最近ではAMD製やIntel製のグラフィックボードに向けた情報も増えてきているんですね。
単なる「名前の確認」と「負荷の監視」では求める情報が異なるからです
「グラフィックボードを確認したい」と思ったとき、皆さんはどんな情報が知りたいでしょうか。
もしかしたら、「今使っているパソコンに何という名前の部品が入っているかだけ知りたい」という場合もあるかもしれませんね。
一方で、「AIの学習をさせている最中に、どれくらい頑張って計算しているか(使用率)を知りたい」という場合もあると思います。
このように、目的に応じて使うべき道具を変えると、欲しい情報がピンポイントで手に入るんですね。
名前だけ知りたいときは、システム全体をざっくり見渡す道具を。
今の温度やメモリの空き容量をリアルタイムで見守りたいときは、専用の監視ツールを使うのがおすすめです。
ご自身が「今何を知りたいのか」に合わせて使い分けるのが、パソコンと仲良くなるコツなんですね。
初心者さんでも簡単!OS・用途別の具体的な確認手順5選

1. Windowsでサクッと型番や詳細を知りたいときの定番手順
まずは、一番多くの方が使っているWindowsパソコンでの調べ方をご紹介しますね。
Windowsの場合は、最初から便利な機能がいくつも入っているので、何か新しいソフトを入れる必要はないんですよ。
黒い画面である「コマンドプロンプト」や、青い画面の「PowerShell」を開いて、以下の文字列を入力してみてくださいね。
・コマンドプロンプトを使う場合
スタートメニューから「cmd」と検索してコマンドプロンプトを開き、次のように入力します。
wmic path win32_VideoController get name
これを実行すると、画面に「NVIDIA GeForce RTX 3060」のように、搭載されているグラフィックボードの名前が一覧で表示されるんですね。
一番手軽に名前だけを知りたいときには、これがとっても便利なんですよ。
・PowerShellを使う場合
もう少し新しい機能であるPowerShellを使うこともできます。
Get-WmiObject Win32_VideoController | Select-Object Name
こちらも先ほどと同じように、グラフィックボードの型番をすっきりと表示してくれます。
どちらを使っても結果は同じなので、ご自身が使いやすい方を選んでみてくださいね。
・DirectX診断ツール(dxdiag)を使う場合
「文字を打つだけでなく、もう少し詳しい情報が見たいな」という方には、こちらの方法がおすすめです。
キーボードの「Windowsキー」と「Rキー」を一緒に押して、「dxdiag」と入力して実行してみてください。
すると診断ツールの画面が開くので、「ディスプレイ」というタブをクリックすると、グラフィックボードの名前やドライバのバージョンなどを詳しく確認できるんですよ。
この方法は、昔からWindowsを使っている方にはとても馴染み深いかもしれませんね。
ほかにも、systeminfoと入力して、システム全体の情報の中から探すという方法もあると言われています。
2. Linux(Ubuntuなど)でどんなGPUが繋がっているか一覧を見る手順
次に、プログラミングやサーバーの運用でよく使われるLinux(Ubuntuなど)での調べ方を見ていきましょう。
Linuxは文字だけでパソコンにお願いをすることが多いので、この方法はきっと皆さんの役に立つと思いますよ。
・型番やベンダーを素早く確認したい場合
ターミナルを開いて、以下の文字列を入力します。
lspci | grep -i vga
これは、「パソコンに繋がっている部品(PCIデバイス)の一覧から、映像に関係するもの(vga)だけを探してね」というお願いなんですね。
もし、ご自身のパソコンに入っているのがNVIDIA製だとわかっているなら、
lspci | grep -i nvidia
と入力すると、NVIDIA製のグラフィックボードだけを絞り込んで表示してくれます。
同じように、AMD製ならamd、Intel製ならintelに変えるだけで調べられるので、とても気が利く方法なんですよ。
・もっと詳細なハードウェア情報が知りたい場合
「名前だけじゃなくて、もっと細かい設定状況も知りたいな」というときは、こちらを使ってみてください。
sudo lshw -C display
少し時間はかかりますが、詳細なモデル名やメモリの量、ドライバの情報まで、隅々まで調べて教えてくれるんですね。
まるでパソコンのお医者さんのように、細かい健康診断をしてくれるイメージかもしれません。
・その他に知っておくと便利な方法
画面を描画する仕組み(OpenGL系)から情報を知りたいときは、
glxinfo | grep "OpenGL renderer"
と入力すると、今実際に画面を描くために使われているレンダラーを確認できます。
また、パソコンが立ち上がったときの記録(dmesgログ)から、
dmesg | grep -i vga
と調べることで、ドライバが読み込まれたときの情報が得られる場合もあるとされています。
色々な角度から調べられるのは、Linuxならではの面白さですよね。
3. NVIDIA製GPUの温度やメモリ使用率をリアルタイムで監視する手順
さて、ここからはNVIDIA製のグラフィックボードを使っている方に、ぜひ知っておいていただきたい魔法のツールをご紹介しますね。
それが「nvidia-smi」というコマンドです。
これはWindowsでもLinuxでも共通して使える、非常に強力で便利なツールなんですよ。
・基本の情報を一覧で見る
ただ単に、
nvidia-smi
と入力して実行するだけで、今のGPUの利用状況、メモリの空き具合、温度、消費電力、そしてドライバのバージョンまで、表のような形で綺麗に表示してくれます。
AIの学習などをしているときに、「今どれくらい頑張っているかな?」と気になったら、まずはこれを打ち込んでみるのが定番中の定番なんですね。
・目的に合わせて表示を変える
「ごちゃごちゃした表じゃなくて、繋がっているグラフィックボードの名前だけサクッと知りたいな」というときは、
nvidia-smi -L
と入力すると、一覧だけをシンプルに表示してくれます。
逆に、「もっともっと詳細な情報が全部見たい!」というときは、
nvidia-smi -q
と入力すると、ものすごい量の詳細情報を見せてくれますよ。
・リアルタイムで見守る機能
私たちが特におすすめしたいのが、リアルタイムの監視機能です。
nvidia-smi -l 1
最後に小文字の「エル」と数字の「1」をつけて実行すると、1秒ごとに画面が切り替わって、常に最新の状態を教えてくれるんですね。
ゲームや重い処理をしている最中に、温度が上がりすぎていないかを見守るのにとっても役立ちます。
・高度な使い方:必要な情報だけを抜き出す
「正式なフルネーム(型番)だけを綺麗に取得したい」という場合は、
nvidia-smi --query-gpu=name --format=csv
のように指定すると、名前だけを抜き出すことができます。
さらに応用として、
nvidia-smi --query-gpu=timestamp,name,utilization.gpu,utilization.memory,memory.used,memory.free --format=csv -l 1
と入力すると、時間、名前、GPUの使用率、メモリの使用率などを、1秒ごとにCSV形式というデータで出力し続けてくれるんですね。
これは、長時間の処理を記録(ログ出力)して後から分析したい方にとって、手放せない機能になるかもしれません。
4. AMD製GPU(Radeonなど)をLinuxで確認する手順
もし、お使いのパソコンにAMD製のグラフィックボード(Radeonなど)が搭載されている場合も安心してくださいね。
最近では、マルチベンダー対応と言って、NVIDIA以外の方に向けた解説記事も増えてきている状況なんですよ。
Linux環境で、特に「ROCm」と呼ばれるAMDの計算環境を入れている方には、
rocm-smi
という専用のツールが用意されているんですね。
これを実行することで、NVIDIAの時と同じように、AMD製グラフィックボードの型番や、今の使用率、温度、メモリの状況などを詳しく確認することができるとされています。
ご自身の環境に合わせて、最適なツールが用意されているのは嬉しいですよね。
5. macOSでグラフィック情報をチェックする手順
Macを使っている皆さんは、「私のパソコンはどうやって調べればいいのかな?」と気になっていたかもしれませんね。
macOSの場合は、画面左上のリンゴマークから「このMacについて」を選ぶのが一番簡単な方法(GUI)として広く知られています。
でも、「どうしても文字で調べたい!」という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、ターミナルを開いて以下の文字列を入力してみてください。
system_profiler SPDisplaysDataType
これを実行すると、Macに搭載されているグラフィックの情報や、ディスプレイの解像度などが文字で一覧表示されるんですね。
Macは普段コマンドを使う機会が少ないかもしれませんが、一般的な知識として知っておくと、いざというときに役立つかもしれませんよ。
ご自身の環境に合ったコマンドを活用して快適なパソコン生活を

ここまで、Windows、Linux、macOSというシステムごとに、さまざまなグラフィックボードの調べ方をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。「意外と簡単にできそうだな」と感じていただけていたら嬉しいです。
おさらいになりますが、グラフィックボードの名前や状況を知りたいときには、
・Windowsなら「wmic」や「dxdiag」
・Linuxなら「lspci」や「lshw」
・NVIDIA製を使っているなら「nvidia-smi」
といったように、目的に応じて道具を使い分けるのが一番の近道なんですね。
ご自身のパソコンにどんな部品が入っていて、今どれくらい頑張ってくれているのかを知ることは、パソコンを長く大切に使うためにもとても大切なことだと思います。
不具合が起きたときの原因探しにも役立ちますし、新しいソフトを買う前のチェックにも欠かせない知識になりますよ。
まずはコピペして実行してみましょう!壊れることはないので安心してくださいね

黒い画面に英語の文字列を打ち込むのは、最初は少しドキドキしてしまうかもしれませんね。
「もし間違えた文字を打って、パソコンが壊れてしまったらどうしよう…」と不安になるお気持ち、よくわかります。
でも、ご安心くださいね。
今回ご紹介した文字列は、どれも「今の状況を教えてね」と優しく尋ねるだけのものなんです。
パソコンの設定を勝手に書き換えたり、データを消してしまったりするようなものではありません。
もし文字を打ち間違えたとしても、「そんな言葉はわかりません」と英語で返事が返ってくるだけなので、何回でもやり直すことができるんですよ。
ぜひ、この記事に書かれている文字列をそのままコピーして、ご自身のパソコンに貼り付けて実行してみてくださいね。
画面にズラッとご自身のパソコンの情報が表示された瞬間、「おぉ、すごい!」と感動していただけるはずです。
私たちと一緒に、一歩進んだパソコンの使いこなし術を楽しんでいきましょう。
あなたの快適なパソコンライフを、心から応援していますよ。